眼の病気ガイド
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不整脈

不整脈について

「不整脈」という言葉を、当然ご存知かと思います。この不整脈ですが、さほど心配のない不整脈もあれば、重大な病気が隠されている不整脈もあります。
「心臓が速く脈打つことがある。」「もしかしたら病気なのかもしれない。」と心配をお持ちの方のために今回は不整脈について詳しく見ていきたいと思います。

不整脈について

不整脈とは

人間の体には脈と呼ばれるものがあります。
皆さんも何度かは自分自身の脈をはかったことがあるのではないでしょうか?

心臓は全身に血液を送り込むために、止まらずに動き続けていますが、
心臓から全身に張り巡らされている血管を通り、全身に血液が送り込まれます。

この時、心臓が刻むリズムによって、脈を感じることができます。

不整脈という病気は、心臓の拍動が一定感覚でなくなり、何かの
原因により拍動のリズムが乱れてしまう病気です。

人間の心臓は、1日平均で10万回拍動しています。
1分間あたりでは、個人差はありますが約70回拍動していて、
この約70回を基準値として、不整脈の症状を分類することができます。

不整脈の原因は?

不整脈の原因は、老化現象によって起こるとされています。若年層よりも高年齢層に患者が多いのもその証拠です。しかし、老化現象以外にも、様々な原因があります。

 ・心筋梗塞
 ・弁膜症
 ・心筋症
 ・遺伝的要素

 ・甲状腺の病気
 ・サルコイドーシス
 ・ストレス
 ・過労
 ・薬の副作用

 などが挙げられます。

不整脈は、心臓が悪いから起こると思っている方も多いでしょうが、実は心臓が原因じゃない場合も多くみられます。心臓は筋肉で出来ており、筋肉が動くことでかすかな電気が流れて動く仕組みになっています。不整脈はこの電気系統のトラブルが原因ですから、心臓の血管の病気とは別のものなのです。
 
しかし、心臓の病気があることが関連して心臓の電気系統の異常が起こり不整脈が起こりやすくなる場合もあるため、実際の詳しいところは、精密な検査が必要でもあります。そしてこの不整脈は、誰にでも起こっている病気です。

1日や2日、心電図を記録すると中年以上の人のほどんどが毎日1箇所不整脈が起こると言われています。

不整脈の種類

実は、不整脈にも様々な種類があります。不整脈の種類によって、症状の表れ方も変わってくるので、不整脈の種類について知っておきましょう。

徐脈性不整脈

徐脈性不整脈とは、1分間あたりの心拍数が50回以下になる状態です。血液の循環が悪くなり、血流量が減少するので貧血を起こりやすくなります。その他の症状として、息切れやだるさ、めまい、失神などがあります。

頻脈性不整脈

頻脈性不整脈とは、1分間あたりの心拍数が100回以上になる状態です。この場合、血液量は一定ですので、拍動する回数が増えることで、1回の拍動で送られる血量が少なくなり、血圧を低下させてしまいます。その他の症状として、動悸や胸苦しさ、失神などがあります。

期外収縮

期外収縮とは、脈が飛ぶことです。平均的な脈は、1分間に約70回ですので、1秒間に1回は心臓が拍動している状態です。しかし、期外収縮では、1秒とんで2秒後に拍動するなどリズムが崩れるのです。期外収縮は、健康な方でも見られる症状ですが、これが頻繁に連続して起こると危険ですので注意が必要となります。

不整脈の検査には何がある?

不整脈の検査には様々な内容があります。問診では、個々の自覚症状を聞き、様々な質問に答えます。できるだけ質問には細かく答えるようにしましょう。
主に、自覚症状の詳細や、今までの病歴や現状の状態、生活習慣について(飲酒・喫煙・食生活・ストレスなど)さらに、現在服用している薬、家族や親戚の病歴についてなどです。

心電図検査では、主に12誘導心電図といわれる心電図検査を受けます。これは、仰向けになり、両手、両足、胸部に計10個の電極を装着し、約30秒間測定します。
血液検査では、高血圧因子である高脂血症や糖尿病、腎臓や肝臓などの検査をします。また、血圧検査では、心臓病の危険因子である血圧の測定をします。さらに、心エコーでは、超音波で心臓の内部を調べます。不整脈の内科治療では、抗不整脈薬という心拍数を正常にさせる働きのある薬を中心に服用します。しかし、抗不整脈薬は、症状を悪化させる場合や、別の不整脈を誘発する場合もあるので慎重に行う必要があります。外科治療では、ベースメーカーの埋め込みや、カテーテルアブレーションなどの手術が行われます。

不整脈チェックリスト

不整脈チェックリスト

不整脈だと不安に感じたら、以下のチェックリストを参考にしてみて下さい。

□家族や親族の中に、心臓疾患で急死した人がいる
□タバコ・お酒がやめられない
□運動中、運動後にいつも胸が痛くなる
□健診などで心臓や脈拍の異常が出た
□不整脈が起こったことがあり、失神したことがある

これらの項目が3つ以上当てはまった場合は、循環器専門医を受診したほうがいいでしょう。不整脈にならないためには、生活リズムをしっかりと整えることが重要で、睡眠をしっかりとり、過労には気をつけ、十分と体をいたわる時間を作ることが大切です。また、不整脈に対しての不安などストレスも関わってきますので、出来るだけストレスを溜めないようにしましょう。

またカフェインなどが含まれている飲み物やお酒類、タバコは可能な限り避けるようにしましょう。また、カリウムは、不整脈だけでなく、むくみや高血圧などの様々な疾患に良い栄養素です。生野菜や果物に多く含まれているカリウムをしっかり摂取することも助けになります。

まとめ

・ 不整脈は危険なものと、そうでないものがある
・ 不整脈は、必ずしも心臓だけが原因ではない
・ 3種類ある不整脈の種類を見極めましょう
・ 違和感があれば、迷わず詳しい検査を

健康な人も不整脈は起こっていると言われています。もし何だかおかしいなと思うようなことがある場合は、念のためにも病院に受診するようにしましょう。
「これくらいなら大丈夫だろう」という素人判断は危険です。

自分のために、そして大切な家族のためにも、自分の体からのSOSに耳を傾けるようにしてください。

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