眼の病気ガイド
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リンパ腺について

リンパ腺について

病院で診察を受ける時、喉のあたりをさすられて、「うーん、リンパ腺が腫れてますね」なんて言われたという経験、ありませんか?「リンパ腺が腫れている」と言われなんとなく納得をするものの、実際にはリンパ腺が何かを説明できる人は少ないようです。今回は知っているようで知らない「リンパ腺の働き」について解説致します。

緑内障

リンパ腺ってどこにある?

リンパ腺は、ちょうど静脈に沿うように体中に張り巡らされています。血管と同じように、大リンパ腺や毛細リンパ腺からできており、大リンパ腺には竹の節のようなリンパ節が800個ほどあります。リンパ節のある大きなリンパ管は外から触れることができ、その多くが首とその周辺部、ついで足の付け根部分に集中しています。首などで触るとコリコリする部分は「リンパ腺にあるリンパ節」だったのです。

リンパ腺って何をするところ?

リンパ腺の中にはリンパ液というものが流れており、体のなかの老廃物を回収するいわば下水道的な役割を果たしています。体内に細菌が侵入してきた場合も、ちょうど下水道管の節にゴミがひっかかるかのようにリンパ節で細菌がストップさせられます。そのため、細菌がそこで増殖しリンパ節が腫れてしまうのです。リンパ節は、下水道であると同時に感染が全身に広がらないように、細菌の侵入を水際でくい止める大切な役割を果たしているんですね。

リンパが腫れてきた?と思った時は要チェック。

リンパの場所からわかる病気をまとめてみました。

耳周辺のリンパ腺の腫れ・・・外耳炎・中耳炎、内耳炎の疑い

耳の後ろのくぼんだ所や、耳たぶの真下(耳下)のリンパ節がコリコリと触れるのが特徴です。耳掃除のときの傷や海水浴などによる水の侵入、インフルエンザウィルスなどの感染による炎症が原因で生じることがあります。場合によっては、耳の痛みや聞こえにくさを伴うことも。中耳炎から内耳炎へと進行することがあるので、症状が現れたら耳鼻科の受診をお勧めします。

あごの下のリンパ腺の腫れ・・・口内炎・虫歯、その他喉の病気の疑い

あごの下のリンパ節が腫れている場合は、口内炎や虫歯などの炎症があることが多いようです。のどの奥の咽頭や喉頭自体がリンパの集まりであるため、のどの腫れを伴う場合は口から侵入してきた細菌やウィルスが原因の可能性が高いです。

首の両脇のリンパ腺の腫れ・・・結核の疑い

首の両側のリンパ腺(リンパ節)が腫れたときは、結核の疑いがあります。結核菌によってリンパ腺が腫れており、硬くなっていることが多く、痛みがほとんどないのが特徴です。中心部がやわらかくなり膿瘍が破れて潰瘍となることもあります。微熱や疲れやすさ、だるさなどが伴う場合は、結核の疑い大。早めに受診した方がいいでしょう。

脚のつけ根のリンパ腺の腫れ・・・淋病や梅毒などの性病の疑い

脚の付け根部分をそけい部といいます。そけい部のリンパの腫れは、淋病や梅毒などの性感染症の場合があります。性器にも症状が出ていることがほとんどのため見落とすことは少ないようです。
紛らわしいものに、そけいヘルニアがあります。そけいヘルニアとは、そけい部分から腸がはみ出しており(脱腸)、触れると皮膚の下でコリコリとしているため、リンパの腫れと勘違いされやすいのです。そけいヘルニアの場合は、出たり入ったりすることがあるので常に触知できるわけではないのが特徴です。

全身のリンパ腺が次々と腫れる・・・がんや肉腫の転移の疑い

リンパ腺にもがんがあります。悪性リンパ腫といわれるものがそれで、首やわきの下、そけい部などあらゆるリンパ節が腫れてきてぐりぐりとした突起ができますが、押しても痛くないのが特徴です。 病気が進行すると、何ヵ所ものリンパ節が腫れ、発熱・体重減少・寝汗なども現われてきます。

今日からできる、リンパの流れを良くする方法

緑内障

血行不良と同様に、リンパの流れもよどむことがあるそうです。流れが滞ると、むくみがでたり疲れやすくなったりします。リンパを良く流すことで、疲労回復や免疫力アップ、むくみなどに効果が期待できます。「最近体調がすぐれないな」と感じたらすぐに試せる方法をまとめてみました。

ソフト乾布摩擦

乾布摩擦というと子供がやるイメージがありますが、実は、リンパの流れを良くするには最適な方法なんです。血管と違って、リンパ腺は皮膚表層に近いところに存在するため、マッサージのようにもんだりするよりも、乾布摩擦のように皮膚表面をこする方が効果的といわれています。リンパ液の流れが良くなるのはもちろん、リンパ液の量そのものも増えるため、侵入してきたウィルスを押し流す力も強くなって、感染しにくい体を作るそうです。

ソフト乾布摩擦の方法

乾布摩擦は外で行われるイメージがありますが、リンパを流すには温かい室内でリラックスして行う方が最適です。お勧めは入浴時です。
≪やり方≫
1)十分に温まった状態で座って行いましょう。体は濡れたままでもOKです。
2)折りたたんだタオルで、足の甲からヒザまでをこすります。
3)そのままヒザから足の付け根までをこすりあげます。
4)反対側の足も同様に行います。
5)手の甲から肘まで、肘から脇の下までをこすりあげます。
6)反対側の手も同様に行います。
7)おへそから胸にかけてこすりあげます。
8)最後にタオルを背中に回し、下から上へこすりあげます。
コツはタオルを素早く滑らすことです。強くこするのではなく「なでる程度の力加減」で十分です。
体を洗う時に一緒に行うのもいいですね。

まとめ

普段意識することのないリンパ腺。しかし、疲労物質を洗い流し、侵入してきた外敵を水際で食い止めてくれる、縁の下の力持ちともいえる大切な相棒です。リンパ腺の出すサインに気を付ければ病気の早期発見にもつながります。また、リンパの詰まりをとってすっきりサッパリ流すことで、快適な毎日を過ごすことができます。

・リンパ節の数は全身で800個。中でも首周辺がおおい
・腫れる場所によって、症状が異なるのが特徴
・いろいろなリンパが次々と腫れる場合、がんの可能性がある
・リンパの流れを良くすることで、疲労回復や免疫強化をサポートできる
・ソフトな乾布摩擦でリンパの流れを良くすることができる

不快な目の症状、血行障害が原因かもしれません!